看護受験塾を探す時の参考になるように、集団授業と個別指導のそれぞれのメリット、デメリットを、分かりやすく紹介しています。


看護予備校の選び方


第一志望の看護学校があるのですが、
「看護予備校の集団授業個別指導では、どっちがいいですか?」


看護師イメージ①

これは看護受験に限らず、大学受験や中学・高校受験でも多くの方が悩むところですよね。


集団授業個別指導のどっちが良いのか?というのは、志望する看護学校の難易度や生徒さんの学力、性格、指導者の立場によって、あるいは看護予備校(看護受験塾)の考え方によって、色々な意見があるでしょう。


 ここでは一つの考え方として、以下のような例を挙げてみます。


看護予備校の集団授業

集団授業とは、生徒20人~30人くらいを1クラスとして、みんなで一斉に授業を受ける、学校のような指導スタイルを指します。

(予備校や塾によって、生徒人数は多少異なります)



●集団授業の看護予備校のメリット


  • 経験豊富なプロ講師やベテラン講師が多いので、指導内容(カリキュラム)に統一性がある。
  • ハイレベルな講義なので、教科ごとに「考え方や解き方のコツ」を身に付けられる。
  • 看護受験を知り尽くした一流講師やベテラン講師に、直接質問ができる。
  • 看護師を目指すたくさんの仲間と一緒に、切磋琢磨して勉強することで、“モチベーション”と“ほどよい緊張感”を保ちやすい。
  • 全体の中での自分の立ち位置(学力レベル)を感じられるので、競争心が芽生え鍛えられる。
  • ハイレベルな講義を、比較的安い授業料で受けられる。
  • 看護学校に進学後や、医療関係の職場に就職後の集団生活への練習にもつながる。
  • 重複なしの合格率(〇〇人中、●●人合格)を公表している予備校もあるので選びやすい。


▼集団授業の看護予備校のデメリット


看護予備校で集団授業を受ける社会人

  • 生徒一人ひとりの状況に合わせた指導ができない。
  • 授業の開始時期が特定月に集中しているので、自分のタイミングで予備校(塾)に入会しにくい。
  • 自分のレベルに合っていないクラスだと、授業内容が易しすぎて意味がなかったり、逆に、難しすぎてついていけなかったりする。
  • 欠席した場合、映像(録画)授業や振り替え授業がないと、1コマ受け損なう。
  • 勉強のやる気がない時は、ボッーと聞いている間に授業が終わってしまう。


◆メリットか、デメリットかは分かりませんが…


  • 一般的に授業を無断欠席しても、講師に迷惑がかかりにくい。一方で、休み癖につながることもある。


ポイント! 集団授業の看護予備校は、こんな方に向いていると思います。


看護師の仕事シーン①

  • 目標、目的をはっきり持っている方
  • 上位の看護学校や大学の看護学部などに進学したい方
  • 自分の現状レベルよりも、ワンランク上の看護学校に進学したい方
  • 第一志望の看護学校に、どうしても合格したい方
  • 自己管理がしっかりできる方
  • 少なくとも6ヵ月くらいは、本気で勉強しようと決めている方
  • 競争心が成長の源泉になるという頑張り屋さん


看護予備校の個別指導

個別指導とは、先生一人に対して、 生徒1人~4人くらいを同時に教える指導スタイルを指します。

(先生:生徒が、1対1や1対2、1対3、1対4とも言います)

集団授業との大きな違いは、単に人数が少ないということではなく、 学年や科目、進度などがまったく異なる生徒でも、同時に指導することができるという点です。

より分かりやすくするために、1対1の個別指導を“完全個別指導”や“マンツーマン指導”と呼び、 それ以外の個別指導を、“個別対応指導”というように区別して呼ぶ場合もあります。

(予備校や塾によって、具体的な指導方法や、先生一人に対する生徒の人数などは異なります)



●個別指導の看護予備校のメリット


  • 勉強がかなり苦手な場合でも指導を受けられる。
  • 自分の学力や理解度、個性、勉強のペースに合わせた指導を受けられる。
  • 苦手科目や得意科目だけに絞って、自分の学力に合わせた指導を受けられる。
  • 授業の開始時期が決まってないので、自分のタイミングで予備校(塾)に入会しやすい。
  • 自分の生活スタイルに合わせて授業の日程を調整しやすい。
  • 講師との距離感が近いので、質問がしやすい。
  • おとなしくて自分から質問できなくても、分からない所に気づいてもらいやすい。
  • 勉強のやる気がない場合でも、やる気を引き出してもらえることもある。


▼個別指導の看護予備校のデメリット


看護受験塾で個別指導を受ける社会人

  • 生徒のペースに合わせすぎると、学力向上が受験本番までに間に合わない。
  • 1対2や1対3、1対4のように、生徒の人数が増えていくと、生徒一人あたりの指導時間は減ってしまう。
  • アルバイト講師が多いので、指導方法(品質)が安定しない。とは言うものの、指導方針をマニュアル化すると、“一人ひとりに合わせた指導”という本来のメリットが薄れる。またシフト制の場合、講師が都度異なることもある。
  • 経験豊富なプロ講師の「1対1個別指導」の場合は、授業料は高額になりがち。
  • 競争下での勉強に慣れていないので、入試当日に実力を100%発揮しにくいという意見も聞かれる。


◆メリットか、デメリットかは分かりませんが…


  • 講師と相性が合うと、予備校に行くのが楽しくなったり、逆に、講師との相性が合わないと、行くのがイヤになったりする。それゆえ、講師との相性が、看護受験の合否に影響しやすいとも言われる。


ポイント! 個別指導の看護予備校は、こんな方に向いていると思います。


看護師の仕事シーン②

  • 勉強は苦手だが、絶対に看護師になりたい方
  • 勉強のやり方は分からないけれど、教えてもらえれば頑張れるという方
  • どこでもいいので、とにかく看護学校に合格したい方
  • 自分から質問するのは苦手という方
  • 難関校の看護受験に向けて、苦手科目の学力を集中的に底上げしたい方
  • 色々な理由で、自分のペースで勉強したい方
  • 背中を押してもらった方が勉強できるという甘えたさん


色々と例を挙げてみましたが、いかがでしたでしょうか。


ちなみに、集団授業、個別指導 のいずれの看護予備校(看護受験塾)でも、各デメリットについて対策を講じている場合もありますので、気になることがあれば、お問い合わせや体験授業を受けられる際に、一度、聞いてみてはいかがでしょうか。


最近では、集団授業と個別指導の両方を取り入れている予備校や、両方の良いとこ取りが可能な「少人数制(生徒は10人~15人程度)」を導入している予備校もあります。



いずれにしても、どんな講師があなたを指導してくれるのかは、個別指導であっても、集団授業であっても、とても大切なことですので、


看護予備校で本を読む生徒

まずは、実際にあなたを指導してくれる講師の体験授業を受けて、


指導が分かりやすいかどうか、あなたのレベルに合っているかどうか等を、冷静に判断してください。


さらに、体験授業も1ヵ所だけでなく、
できれば、2ヵ所以上の予備校で体験されることをおすすめします。


複数の予備校(塾)で体験授業を受けることは、時間もかかり、断る勇気も必要になってきますので、面倒に感じられるかもしれませんが、


結果的に、あなたにとって、看護師への一番の近道となるでしょう。

看護予備校への進学に憧れる高校生


あなたが良い看護予備校と出会って、ステキな看護師になれることを祈っております。



※記載の内容は、統計的データ(定量データ)に基づく考察ではありません。 あくまで一つの意見(定性的情報)として参考程度にお読みください。 なお、個別の予備校、塾の詳しい情報は、ご自身にてご確認ください。


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